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2021年12月1日

Good On People Vol.5 Eric Chen

  • Special Feature / 特集
  • Good On People / グッドオンピープル

ブランド誕生から24年。

長い歴史の中でGood Onと深く関わるキーパーソンたちはどのように人生を“経年変化”させてきたのか。
その人物とGood Onとの繋がりを読み解く連載企画Good On People。

第5回目は、台湾でGood Onをセレクトするショップを3店舗運営し、台湾におけるGood OnのディストリビューターとしてGood On Taiwanの運営を担うEricさんにインタビュー。

現在、日本国内はもちろん、俄然海外での注目度が上がり続けているGood On。

特にここ台湾での人気が急騰中とのこと。

台湾での絶大な人気にとどまらず国外からも注目を集める気鋭のショップの仕掛け人に、その裏側や、ご自身のお店でのGood On人気についてお話をお聞きしました。

#05_Eric Chen
A ROOM MODEL / ROLLING ON / EVERYDAYWARE & CO オーナー
Good On Taiwan

A ROOM MODEL
Address:台灣台北市大安區敦化南路一段161巷6號3樓
Phone number : +886 2 2751 6006
IG:@aroommodel

ROLLING ON
Address:台灣台北市大安區敦化南路一段161巷4號3樓
Phone number :+886 2 2776 1319
IG:@rolling.on

EVERYDAYWARE & CO
Address:台灣台北市中山區中山北路二段20巷25號二樓
Phone number :+886 2 2523 7224
IG:@everydayware


Q_ご自身のお店を開始した経緯について教えていただけますか?

2006年に台湾でQimoオークションというインターネットオークションが人気で、私も個人的にそのオークションで自分のお気に入りのものをいくつか販売していました。

ファッションが好きだったので、いつもフリーマーケットや古着屋に通っていたんです。

当時はまだプリントの仕事に携わっていて普通に働いていたのですが、ある日、オークションで稼いだお金が給料よりも高いことに気づいたので、オークションに専念することにしました。

その後、2010年に軍隊から退役した後、アパートの4階にスタジオを借りて、レディースの古着ショップ「A ROOM MODEL」をオンラインストアからスタートし、4年後に実店舗を構えて11年目になります。

その後は家賃の高騰などもあり、これまでに3回引っ越しました(苦笑)。

2店舗目のメンズの古着ショップ「ROLLING ON」は2015年にオープンし、同じ頃に3店舗目の雑貨を中心としたライフスタイルショップ「EVERYDAYWARE & CO」もスタートしました。

/// Good On取り扱い開始当初(2014年)のA ROOM MODEL

Q_各お店のコンセプトについて教えてください。

基本的にヴィンテージと厳選されたアイテムを中心にしていて、ヴィンテージが約6割、新品が約4割を占めるような構成になっています。

「ROLLING ON」は、ヴィンテージがほぼすべて40~80年代のミリタリー商品で、「A ROOM MODEL」は80~90年代のヴィンテージをセレクトしています。

また「EVERYDAYWARE & CO」はヴィンテージと新品を問わず厳選したホーム&デイリーグッズを中心にラインナップしており、これら全店舗でGood Onを取り扱っています。

/// ROLLING ON
/// A ROOM MODEL
/// EVERYDAYWARE & CO

Q_Ericさん自身の好きなファッションやスタイル、普段よくするコーディネートなどを教えてください。

もともとヴィンテージの中でもアメリカの古着、ジャンルとしては「アメカジ」が好きでした。現在ではヨーロッパヴィンテージ、特にヨーロッパのミリタリーに興味があり、ワークコートなどスタッフの作業着とされていたウェアなども気に入っていて、機能的な美しさに惹かれます。

同時に、私はシンプルな無地のスタイルも大好きです。

これら2つの全く異なるものを、「新旧共存」的に同時にまとめるスタイルが好きなので、そのマインドが現在運営しているショップにも反映されていると思います。

/// 2018年の来日の際にGood On -Flagship shop-にて。

Q_Ericさんが感じているGood Onの魅力や気に入っている点を教えてください。

最初に惹かれた商品は、日本のショップで見つけた一着のピグメントダイのTシャツでした。


Good OnのTシャツを初めて見た時に、新しいTシャツなのにどうしてこんなに自然に色褪せが表現されているのだろうと思いました。それはまるで、上質なユーズドのTシャツのようにも見えましたから。

また、他のTシャツと違ってとにかく丈夫であることも気に入っています。

私はよくショルダーバッグを持ち歩くのですが、普通はTシャツにこすれる箇所は時間の経過とともに摩擦で毛羽立ってきます。

通常のTシャツはこの悩みがつきものですが、Good onのTシャツではこのような問題が起きたことがなかったので、なぜなんだろうと、いい意味でとても驚きました。

Good Onが高品質だったからこそ、自分のお店で販売・紹介したいと確信したんです。

Q_Good Onの愛用している商品や気に入っている商品があれば教えてください。

1番のお気に入りはP-BlackカラーのポケットTシャツです。

基本的にポケットTシャツが好きなんですよね。だから沢山持ってますね。

今日も着ていますよ(笑)。

特に仕事をしているときに、小さなポケットが付いているだけで便利なんです。

3階の事務所からさっと階段を降りてクレジットカードで何かを買いに行く時、作業中に輪ゴムが必要な時、はしごで高い場所に登ってネジをロックする時、メモを持ち歩く時、バルコニーで一服する時、などなど。

多くのシーンでこのポケットが活躍します。

重要なのは、Good OnのポケットTシャツは丈夫なのでちょっとした物を入れても形が崩れてズリ落ちることがないということ。

手ぶらで作業する際には欠かせませんね。

Q_Good Onの商品はこういったカテゴリーのウェアとしては比較的高価で、当初は知名度も低かったと思うのですが、現在のように台湾の人々に受け入れられていった理由は何だと思いますか?

取り扱い当初、顔料染め(Pigment dye)の服はほとんど台湾の市場に出回っていませんでした。

私たち台湾人にとって、この製品は非常に特徴的だったので、今でもGood Onを初めて見るお客様のほとんどが顔料染め(Pigment dye)の持つ独特な色に魅了されています。

やはり、味のある古着のようでいて新品、かつ上質という、Good Onならではの製法が珍しかったことが一番の人気の理由だと思います。

お店で販売し始めてから7~8年経った今では、やっとお客様にGood Onは新品なんだよ、ということが認知されてきた感じはありますね(笑)。

Q_台湾のGood On のユーザーはどういった人たちですか?また、皆さんどういったきっかけでGood On を知ってくれているのでしょうか?

今は25~35歳くらいで、ファッションに気を配っていて、シンプルでキレイなスタイルをする男性が多いです。

元々は古着好きの人などコアなユーザーが多かったんですが、最近では40歳くらいのサラリーマンの方が増えてきたり、販売スタッフが若いこともあって、逆に20代の若いお客様も凄く増えてきました。

ここ10年で新品とヴィンテージを両方取り扱うようなお店が急激に増えました。

日本ではアメカジは定番的なスタイルとして確立されていますが、日本のそれとは違って台湾でのアメカジは独自のストリートスタイルとして、古着と新品のミックスを取り入れる人が増えています。

私たちのお店、「A ROOM MODEL」「ROLLING ON」のプロモーションを通じて、また販売してくれている台湾のディーラーからも多くの人に知ってもらうことができていると思います。

InstagramやFacebookでもそれぞれのお店がオリジナルのスタイルで熱心にGood Onの発信をしています。

台湾は気候が日本と違ってとても暑いんです(笑)。

そのため年中Tシャツが必要でいつも探しているので、インターネットで「Tシャツ」をサーチしてGood Onを知るユーザーも多くいますね。

Q_Good On の商品で、台湾で特に人気の商品、人気の色などがあれば教えてください。

先ほどもお話ししたように、Tシャツを着る時期が長いのでGood Onでも一番人気のある商品はやはりTシャツになっています。

特に夏は定番のSS Crew Teeを毎年たくさんのお客様にご購入頂いてますね。

一度に数枚ご購入されるお客様も多いです。

頻繁にあるケースとしては、まず1枚Tシャツを購入して、他社のTシャツとどこが違うかを実感してからさらに買い足す、というものです。

あるお客様はそういった買い方を続けた結果、今では合計37枚持っていますよ(笑)。

その方は、毎年出る新色を楽しみにして買い足ししてくれています。

まさにGood Onを中心にして日々のコーディネートを決めている感じですね。

人気のある色に関しては毎年変化があり、数年前はP-BananaとP-Sageが人気が高かったですが、近年はP-BlackとP-Slateが最も人気があります。

私自身が好きな色はP-Black、次がP-Sageです。

オリーブのミリタリーパンツを愛用しているので、この2色は相性がとても良いんですよね。

この組み合わせが、「帅 !」 ※(shuài/スワイ)北京語でカッコイイ!の意味なんです(笑)。

Q_Ericさんはいつも独自の世界観を持って雰囲気のあるディスプレイやルックを作成されていますが、Good Onを販売する時や、SNSで写真をアップする際などに意識していることがあれば教えてください。

Good Onの商品を撮影する際は、撮り方や雰囲気を重要視しています。

その都度設定したテーマに沿ってコーディネートや着こなしを考えます。

あくまでGood Onは新品の商品であり、古着に見間違えられないようにする必要があるため、撮り方には注意を払います。

Good Onは誰でもどんなスタイルにでも簡単に取り入れることが出来ますが、台湾では少し高い値段のカテゴリーに入るので、そのシンプルな商品がいかにクオリティーの高いものであるかという表現や説得力が必要になります。

ヴィンテージとミックスしたスタイルでも、高品質に見えるように撮影しないといけません。

ここ2年くらいを見ているとGood On好きには古着好きが多く、そういった人たちの多くはリピーターになっています。

古着好きの人が新品を求める傾向が以前より高まってきているんです。

昔は全身ヴィンテージファッションの人も多かったですが、今は少ないですね。

Good Onはベーシックなので、どんなファッションの流れが来ても色んなコーディネートに重宝しますよね。

それを考えながらスタイルを発信しています。

Q_今後Good Onに期待することは何かありますか?

Good Onにはたくさんの色があり、とても面白いです。

毎年Good Onを購入するお客様は、毎年新しい色が発売されるのを楽しみにしています。

数年前には台湾の限定色を発売したことがあります。

「グルーミーブルー」という色が、特に人気がありましたね。他にも「コンブ」や「サクラ」という色もありましたよ。

今後また限定商品を展開したいですね。

Q_現在台湾で流行っているもの、注目されているものがあれば教えてください。

台湾の人々にとって日本のファッションは常に重要で注目していますが、近年は台湾から日本に旅行することができません。

なので、インターネット上で日本から商品を購入して台湾へ発送するのを手助けしてくれるビジネスが流行っています。

また、Covid-19が出てからこの数年で、株が流行っていますね。台湾の若者も財務管理を学び、株を購入し始めました。

あとは、Covid-19の状況が良くなれば、休日のたびに以前よりも多くの人々が台湾中のさまざまな場所に旅行に出るようになると思っています。
 
そうそう、台湾人はファッション以外となるとみんな食べ物の話が大好きですね(笑)。

最近ではヨーロッパなどを周ったブロガーやトラベラーが、各国のスウィーツのお店を台中や台南といった家賃の安い場所でオープンし始めています。こういった流れが少し流行っていると言えるかもしれませんね。


近年「小吃(シャオツー)」(※魯肉飯、麺線、台湾香腸、鶏排などの台湾料理の総称)というジャンルの軽食類が、より人気となっています。

台湾人にとって、コストパフォーマンスはとても大事なことです。

ですから、カレーに高額を支払う人はほとんどいません。

屋台のような場所で気軽に食べられる「小吃(シャオツー)」は台湾人にとっていつでも人気があるかもしれませんね。


今回、Good Onのコンセプトやこだわりに共感しTeam Good Onの一員として台湾のファッションシーンでその手腕を発揮しているEricさんにスポットを当て、色々とお話を伺いました。

次回の記事では、Good On Taiwanのディストリビューターとしての視点で、Good Onとの繋がりや展示会の様子などを詳しくお伺いしていきます。

今回のインタビューの最後に、「今後日本から台湾を訪れる人たちに向けておすすめのスポットやお店があれば教えてください」とお願いしたところ、こんなにたくさんリストアップして送ってきてくれました!

ぜひチェックして、海外旅行が解禁された際には足を運んでみてください。

【Ericさんの台湾おすすめリスト】

■Shop
chenjingkaioffice – 訂製服務的鞋店
夢露眼鏡
思覓處
先行口車
大人小學古文具

■Restaurant
阿水飯店
國賓炒飯
金稻子
祥和蔬食料理

■Spot
天使有約
新北大都會公園
奇美博物館

Text : Suemichi Tarodachi(elevenista)
Interpreter : LEE HSUN FANG
Special Thanks : SU YANG CHIH
Produced : Yosuke Niwa(Good On)
Production : KARHTU

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