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2021年6月24日

Good Onの選び方 ― オンスの異なる人気Tシャツを徹底比較~スペック編~

  • Special Feature / 特集
  • How To Choose / グッドオンの選び方

20年以上にわたり品質と技術を高め、毎日何気なく袖を通したくなるような究極のデイリーウェアを生み出しているGood On。
この連載ではGood Onの究極のこだわりを様々な角度からフィーチャーします。

今回はブランドの代表的なTシャツである定番の5.5オンスTシャツと昨今注目を集めている9オンスのヘビーウェイトTシャツを徹底比較。

まだあなたの知らない、奥深きGood OnのTシャツへのこだわりをご堪能ください。


今さら聞けない「オンス(oz)」っていったい何??

Good Onでは現在4.5〜12オンスまでラインナップするジャージをはじめ、スウェット、フリース、ニットなど、製品ごとに多種多様な生地を使い分けています。

そもそもTシャツにおけるこの「オンス(oz)」とはいったいどういったものなのでしょうか。

「オンス(oz)」はTシャツ生地のスペックの一つである厚さを数値化して表示するために用いられる単位となります。

Tシャツの起源は諸説ありますが、ヨーロッパからアメリカに伝わり、そこで肌着としての役割が定着したことから広がったとも言われています。

日本では重さの単位をグラム(g/ 平方メートル)で表記することが一般的ですが、Tシャツやスウェットはアメリカから普及した製品なので、現在でもアメリカにおいて一般的なヤード・ポンド法で表記されるのが慣例になっているというわけなんです。

日本では馴染みがない表記にも関わらず、ことTシャツに関しては当たり前のように「オンス」がキーワード化されていることは逆に凄いことですよね。

Tシャツの場合の1オンスは、1平方ヤード(0.83612774平方メートル/約90cm四方)の重量が約28.35g相当とされます。

オンスは生地の厚さを表す単位として記載されていますが、正確には重さを表す単位であり、面積に対する生地の重量を示しているんですね。

簡単に言うと、この数値が大きくなるほど重く、生地は厚いということになります。

このように、オンスはあくまで厚さを表す単位であり、オンスが低いからといって品質が低いわけではありません。

着心地や肌触りの好み、季節や用途に応じた商品選びの参考ポイントの一つにしてください。

一般的には、下記のようなイメージで分類されていることが多いです。

・3~4オンス
生地が薄手で軽く、さらっとした良い肌触り。肌着や下着にも適している。

・5~6オンス
厚すぎず薄すぎず、適度に肉厚でハリ感があり、耐久性にも優れているため最も実用性が高くTシャツに最適。

・7~8オンス
ヘビーオンスと明記されることが多く、厚手で型崩れしにくく頑丈。ユニフォームやワークウェアにも適している。

・9~12オンス
非常に肉厚で重みがあり、スウェットやパーカー、羽織物などに使用されることが多い。

「ヘビーウェイト」「ライトウェイト」などの呼び分けに明確な基準はありませんが、5~6オンスあたりでも一般的なTシャツにおいては「ヘビーウェイト」「ヘビーオンス」と表現されることが多いため、Good Onの主要なTシャツラインナップは基本的に「へビーウエイト」に分類されるでしょう。



これでもう迷いなし!グッドオンのTシャツ選び

オンスについて理解が深まったところで、次はいよいよGood OnのTシャツ比較をしていきましょう。
いくつかの特徴と、着こなす上でのポイントにフォーカスを当てて早速チェック。

生地の厚さによって着用感や見栄えも大きく変わってくるので、それぞれの特長に合わせてサイズやカラーをチョイスしてみてください。




定番・ベーシックTEE



品番
GOST-701(SS CREW TEE)
GOST0903(SS POCKET TEE)

生地
5.5 oz / 糸:18番手

サイズ展開
S,M,L,XL

ボディー仕様
丸胴

<特徴①>
良質なアメリカ綿を使用した5.5オンスジャージで製作される最もベーシックなアイテム。(一般的にヘビーウェイトとされる生地の中で最も日本の気候に適していて季節を問わず着回しが効く、最も汎用性の高い生地として5.5オンスを使用。)
日本人の体型に最適なサイズ感、安心して洗濯を繰り返すことのできるしっかりとした縫製で、快適に着用することができる。

<特徴②>
胴体部分を丸胴編みにより筒状に編み上げているため胴周りには縫い目が無く、縫い目が脇や脇腹などの肌に触れないため、着心地が良い。
見た目も着心地もすっきりと軽やかで、ほつれやヨレの心配が少ない。
脇に縫い目のある横割りのボディーと比べ斜行(胴周りのねじれ)が出づらく、縫製工程が少ないため生産効率が高い。
縫い目が無い分、プリントの自由度が高い。

<特徴③>
顔料染めの色が細部まで乗りやすく、きれいな染め上がり。
洗濯回数を重ねるうちに徐々に全体が均等に色あせし、美しい濃淡が出てくる。


ヘビーオンスTEE


品番
GOST2109(SS HEAVY CREW TEE)
GOST1101(SS HEAVY RAGLAN POCKET TEE)

生地
9 oz / 糸:14番手

サイズ展開
S,M,L,XL

ボディー仕様
横割り

<特徴①>
クラシックかつオーセンティックな印象が強く、無骨でずっしりとした重量感のある9オンスヘビージャージを使用したボディは良質なアメリカ綿の着心地を存分に味わうことができます。
厚みやゴワつきが気にならず着脱しやすく動きやすいように計算したパターンとデザイン、重厚な生地を支えるための強固でフラットな縫製。

<特徴②>
ボディーは前後の身頃を両脇で縫い合わせた横割り仕様となり、丸胴と比べると縫い合わせ箇所が目立ち、斜行(胴回りのねじれ)が生じやすい。
縫い目が脇や脇腹などの肌に触れ、着心地に影響する。

<特徴③>
糸が太く編み目がざっくりとしているため染め上がりから色の濃淡がくっきりと出ていて風合いのある仕上がり。
洗濯による色あせ感、経年変化がわかりやすい。

並べて見比べると、生地感や見た目の印象もけっこう違いますね。

今回はオンス違いの2種の生地スペックについてご説明させていただきました。
次回はそれぞれのオンスのTシャツを実際に着こなすためのポイントなどを中心に比較しお伝えします。

第2弾のスペック編はこちらからチェック!

Good Onの選び方 ― オンスの異なる人気Tシャツを徹底比較~着用編~

さらに詳しく知りたい方や実際に着比べてみたい方はぜひお店にお越しください。
お客様に最適なTシャツ選びをじっくりとお手伝いさせていただきます。



Text:Suemichi Tarodachi
Produced:Yosuke Niwa(Good On)
production:KARHTU


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