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2021年11月12日

Good Onの選び方 ― オンスについて

  • Special Feature / 特集
  • How To Choose / グッドオンの選び方

都内はこの秋はやけに暖かい日が続いていましたが、11月も半ばを迎えていよいよスウェットが心地良く感じる冬の雰囲気が出てきましたね。
朝晩はアウターを羽織っている人も目立ってきました。

そこで今回は、意外と知られていないけれど実は重要な、スウェットのオンスについての基礎知識的なお話しです。

頭の片隅で覚えておくと、今後のお買い物の際に役立つでしょうし、一日の中で温暖差が大きくなるこの時期、お出かけに着て行くスウェットやTシャツのオンス選びが、その日一日を快適に楽しく過ごせるかどうかの明暗を分けることもありますので。
少しだけ難しいお話ですが、お時間があれば読んでみてください。

Good Onで最もヘビーオンスのスウェット生地「13 oz ヘビーウェイトフレンチテリー」を使用した商品はご愛用されている方も多いと思いますが、実は、今シーズン生産された商品は例年に比べて若干薄手の質感に仕上がっているのにお気付きになった方、いらっしゃるでしょうか。

この質感の変化に気が付いた方はかなりのGood Onフリークですね。

この生地を使用した代表的な商品というと、この4品。


恐らく皆さんが気になるところは、同じ商品なのに生産年によって質感が違うとはどういうことなのか、しかもせっかくのヘビーオンススウェットなのに今年は少し薄手な感じとは如何なことか。
ということだと思います。

まずお話ししたいのが、Tシャツやスウェットに表記される「オンス」というものについて。

ジーンズなどでも用いられているオンス(oz)は、一般的に生地の“厚さ”の指標として認識されている単位ですが、本来、衣類におけるオンス(oz)表記とは、使用している生地の1平方ヤード(0.836平方メートル)当たりの重さを示すものであり、単純にオンスの数値だけで“厚さ”を明確に表せるものではありません。

これは、1平方ヤード当たりの重さ(オンス)が同じでも、生地の密度や糸の太さなどが違えば当然厚みが変わってくるためです。

細い糸を使ってガッチリと高密度に編まれた生地はオンスの数値が高くても薄手に感じますが、反対に、空気を多く含んだ太い糸で編まれた生地は密度が低いためオンスの数値も低くなりますがボリュームがあって厚手に感じられます。


一例として、下記のGood On定番の3種類の生地は、厚さや質感は大きく異なりますが、どれもオンスは同じ「9 oz」です。
Tシャツ、裏側パイルのスウェット、裏起毛フリースという、まったく違う生地が同じオンス。

使用する糸や編み方、密度などの違いにより厚みはこんなに変わりますが、どれも生地1平方ヤード当たりの重さは同じなんです。

ちなみに、Good Onでは製品に顔料染めを施しているため、商品にはびっしりと染料が染み付いている状態で、この染料の付き方(付着する量)も生地の種類によって異なるので、染色後のオンス(重さ)には若干差が出てきます。

染色する前の、まっさらな生地の状態の1平方ヤード当たりでは同じ重さ、ということなんですね。

奥が深いです。

そして、オンスにかかわる大事なポイント、素材であるコットンについて。

Good Onの製品の素材となる天然のコットンは、その年ごとに異なる綿花の生育状態や収穫時期などの条件によって、紡績(綿の繊維を紡いで糸にする工程)後の質感や重さに違いが生じてきます。

そのため、糸の番手(太さ)には基準となる数値との誤差の許容範囲が国際的に定められており、同じ番手の糸でも生産条件によってその太さは微妙に異なってくるのです。


その糸を贅沢にたくさん使用した多層構造の13オンスヘビーウェイトフレンチテリーは、そのオンスの高さ故に、生地として仕上がった際にこういった素材の差異が厚みや質感の差として顕著に現れやすい、という特徴があるため、生産年によって商品の厚みや質感に違いが出るというワケです。


今季の商品も例年と同等の13オンス(重さ)であるにもかかわらず、「コットンの性質や質感の違い」やそれに伴う「生地の密度の違い」によって、やや薄手の質感に仕上がっていますが品質自体に差は無いということ。


オンスの高さ=厚さ、丈夫さ、温かさなどに直結するわけではなく、同じオンスでも商品によって糸の太さや編みの密度、質感や着心地は千差万別。
あくまで目安としての数値なので、あまりオンスにこだわり過ぎず、気候やコーディネート、用途によって上手に使い分けていくのが良いと思います。

ぜひ洋服選びの参考にしてみてください。

少し分かりづらかったかもしれませんが、もっと詳しく知りたいという方は、ぜひ Good On -Flagship shopへ。

色々な商品を実際に手に取って見比べながら、スタッフからじっくりと説明してもらえますよ。

Text&Produced:Yosuke Niwa(Good On)
Production:KARHTU

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