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2021年4月23日

今Good Onがオーガニックコットンにこだわるワケ

  • Special Feature
  • Good On Recommend / グッドオンリコメンド

ブランド誕生から24年間もの間に、Good Onからは意外なことにオーガニックコットンを使用したアイテムは発売されてきませんでした。

ちなみにオーガニックコットンの説明を先にしておくと、3年以上農薬や肥料などの基準を守って栽培された綿のことで、種子は遺伝子組み換えでないもの、枯葉剤を使用しない、児童労働をさせないなど… 人にも環境にも優しい、近年特に注目を集めているコットン素材のことです。

なぜこのタイミングでのリリースとなったのか。

Good Onが誕生した90年代後半、当時はまだ今のように健康志向だとかサスティナブルだとか、そんなキーワードすら聞きなれない時代。
その頃のオーガニックコットンといえば、生地は薄く、ゴワゴワとしていて、着心地が良くありませんでした。

生産や商品開発チーム内でも、物珍しさもあり様々なブランドを試着してみましたが、どれもしっくりきませんでした。
そもそも高額だったので、某グロ-バルメジャーアウトドアブランドでさえ商品として出しているかいないか、それくらい市場での認知度は低いものでした。


<糸>との再会

時は経ち、今から数年前、あまり良いイメージを抱いていなかった「オーガニックコットン」とGood Onが再会を果たすことになります。

“1985年、アメリカの生物学者サリーフォックス女史がオーガニック農法で、古代の綿の色であった茶色を現代に蘇らせることに成功。
この茶色はタンニンによるもので、虫が付きにくく有機栽培に適していました。当初は繊維が太く短いため機械で糸にすることが出来なかったこの茶綿を品種改良した結果、機械での紡績が実現しブラウンコットンが誕生しました。”

オーガニックコットンでの製品作りを長年模索し続けていたなかで、数年前にそのブラウンコットンに出会ったとき、その糸の色つやのあまりの良さに驚きました。

「これはぜひGood OnでTシャツにしたい」

あの頃のオーガニックコットンのイメージとは、比べ物にならないほどアップデートされた現代の糸を用いて、Good On では定番の#GOST-701SS CREW TEE の5.5 ozに合わせる様に糸を太くし、着色をしない綿そのままの自然の色で丸胴で仕上げることにしました。

ところで、なぜ“再会”なのかというと…

90年代当時、数多くのオーガニックコットンを試していたなかで米国を訪れた際に立ち寄った展示会場で、一つだけ明らかに印象が違うオーガニックコットン製品がありました。それは1足のソックス。
その他のオーガニックコットン製品は、Tシャツをはじめ、あらゆるものにあまり好印象を抱けず、記憶にすら残っていませんでしたが、その時気に入って仕入れてきたそのソックスだけはとてもしっくりきて、自分でもしばらく履き続けていました。

そんなことも忘れかけていたつい先日のこと。

たまたま当時の資料を整理していたところ、そのソックスが前述したサリーフォックス氏の栽培するオーガニックコットンを使った製品だったということが分かったのです。

ブランドを20年以上続けていると、なかなか新しい素材に出会うことが少なくなってきます。そんな中でのこの「糸との再会」は、Good Onを新しい挑戦へと駆り立ててくれました。

 
他のオーガニックコットン Tシャツには無い希少な厚地をベースにした丸胴は、Good On ユーザーに新たなジャンルのTシャツとして受け入れてもらえる様に配慮した作りとなっています。
テキサスの太陽の恵みをたくさん受け育ったこのオーガニックコットンは、自然乾燥されるとふんわりといっそう柔らかく肌触りが良くなります。

「長年愛用できるTシャツ」をキーワードのひとつにしてきたGood On。
このオーガニックコットンTEEも、きっと長く着たい一着になるはずです。


美しいブラウンとグリーン

カラーはオーガニック農法で栽培され世界認証を取得している<Brown Cotton>に加え、定番の<Natural Cotton>、そしてオーガニックコットンとしてはかなり珍しい<Green Cotton>を展開しています。

Green Cotton は茶綿を改良する過程で突然変異で誕生した偶然の産物。
サリー氏が茶綿同士を掛け合わせたところ、たった2つだけ他とは違うコットンボールが誕生したそうです。
それらの繊維は細く滑らかで、美しい緑色をしていたことから「シーグリーン」と名付けられました。「 Green Cotton 」は日光などの光にあたると変色してしまいますが、重曹などのアルカリ性水溶液に浸すと、鮮やかな緑に戻るという不思議な性質を持っていました。
こちらの「 Green Cotton 」もオーガニック農法で栽培され、世界認証を取得しているのです。

染色などの着色は一切行わず、自然のままの素材の色や質感を生かして生地を製作している天然素材だからこその風合いは言葉にできない美しさがあります。

細かい毛が立っており、自然のままの風合いなので肌触りが抜群に良く、非常に柔らかいことでストレスフリーかつ高揚感すら感じられる着心地を楽しめます。


サスティナブルなコットン

Good Onのアメリカ綿は、すべて「COTTON USA」マークが付いています。
これは世界的に評価されている上質なアメリカ綿を50%超使用した製品につけられる信頼のマークです。
CCI国際綿花評議会が認定し、さらに日本の厳しい品質基準をクリアした製品だけに付ける事が許される高品質の証は、ブランドのアイデンティティともなっています。

近年、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)が叫ばれて久しいですが、実は2020年よりこの「COTTON USA」マークを発行する国際綿花評議会も含めたアメリカ綿花業界が、“U.S.コットン・トラスト・プロトコル” を発表しました。

アメリカ綿花の生産慣行とそれによる環境への影響を記録するためのデータ収集、測定、検証に関する統一手順を定めるものです。

つまり、世界中の繊維サプライチェーンに向けて、アメリカ綿が責任ある方法で生産されていることをさらに証明するものになり、サスティナブルな社会に向けてさらに意識が高まることでしょう。

Good Onブランドとしてもその意志に賛同し、より良い商品の開発につなげていきたいと思っています。
究極の目標は「物を捨てないこと」。

すぐに捨てられるものではなく、ずっと着続けていけるもの、着たいと思えるものをこれからも提供していきたいと思っています。


この新しいオーガニックコットンTEEが、皆様に少しでも地球のことを考えてもらえるきっかけにもなってくれたら幸いです。

体にいいものを。
生活にいいものを。

Good on your body.
Good on your life.



Text:Suemichi Tarodachi(elevenista)



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